「メモの魔力」をクリエイター目線で読んでみる

SHOWROOW代表の前田裕二さんの話題の著書「メモの魔力」を読んでみました。

ここに書かれていた内容は、クリエイターにとっても重要な事で、とても共感する部分の多いものでした。

本の内容的には整理術やメモ術などの実践書とは違い、メモによって自分をしっかりと定義したり自分の頭の中を整理し、それを実生活の行動などに落とし込んでいく術が書かれていて著書にもあるように「人生のコンパス」的な役割を果たしてくれそうな本でもあります。

メモの魔力に書かれている事

この著書に書かれている事としては、これからおとずれる「価値経済」の中で「メモで日常をアイディアに変えていく」事で「夢をかなえていける」という事が書かれています。

メモの取り方や整理術的な側面ではなく、「知的生産メモ」をしてクリエイティブな発想をする方法が書かれていて、とてもいろいろな事に応用可能です。

「大阪で手配りのチラシに飴をつけたら東京の3倍チラシがはけた」というメモから広げて実際の活用方法が記述されていたりと具体例も大変参考になります。

また物事を「抽象化」する事と「言語化能力」がとても大切な事や、その具体例も書かれていて、実際の訓練の方法も分かりやすいです。

また「緊急ではないけど重要なもの」といった現代人が見落としがちな要素を活かすというところなどは、是非すぐに実施していきたいところです。

また、最後のワークシートを使って自己分析をする事も可能でとても学びの多い著書でした。

メモの魔力をクリエイター的に活かす

この著書のクリエイター最大の必見ポイントとしては「抽象化」と「言語化能力」の記述です。

「抽象化」というのは、自分が感銘を受けた事実や作品などを要素やその魅力などに分解して、定義していくというような作業です。

そのためにメモが必要で、メモに書かれた1次情報から変化させたり自分の中で噛み砕いていく方法が書かれていて、多くのクリエイターが感動した作品を分析したい時に役立ちそうです。

「言語化能力」もまたクリエイター必見の要素で、言語化ができる事や全体像が説明できる事が人に伝える重要な要素である事が学べます

それらを実現するためにメモをとり、そこから自分の思考で答えを導く事を習慣にするやり方が書かれていて、クリエイターが表現の幅を広げるのにも適した方法と言えます。

それらを実践する事で、今まで自分の作品をぼんやりとしか定義できなかったクリエイターや、その魅力を伝えられなかったクリエイターが、伝えたい対象にきちんと伝えられるようになる可能性を秘めています。

著書の中にも「クリエイティビティ」という記述も多く、著者の「小学生で路上でギター弾き語りをした」経験などもクリエイターはどう活かされているのか興味の多いところです。

まとめ

メモする事でクリエイティビティを磨く事が可能な内容が書かれています。

クリエイターの表現を磨く参考にもなるような事例が多くとても学びにつながる著書です。

短い文章にまとめる事がクリエイターには重要なスキルとなり得る事が書かれています。

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