2019年の日本人R&Bアーティストのオスス曲メベスト5

近年、シティポップとして日本の曲が海外で評価される流れから、日本人のR&Bテイストの良曲が増えつつあります。

そんな中で、2019年のおすすめR&B曲のベスト5を選んでみました。

近年はR&Bに振り切ったアーティストも増え、そのテイストが好きな自分には嬉しい流れがきています。

お洒落な作品からソウルフルな曲、CMのタイアップで有名になっている曲など自分のお気に入りの曲を見つけてもらえたら幸いです。

その他の音楽レビューはこちらの記事に書いています。

音楽レビューのまとめ【ブログでオススメの曲やアルバムを紹介】

Friday Night Plans「Plastic Love」

まずは1曲目からカヴァー曲でいきます!!しかも2018年動画公開されている曲です。不覚にも自分が知ったのが2019年という事で紹介!!

ご存じ、日本のシティポップのアンセムでもある竹内まりやの大ヒット曲「プラスティック・ラヴ」のカヴァーです!!

この曲のカヴァーはとにかく「原曲の良さにおんぶにだっこ」的な曲が多いのが特徴です。

そんな流れとは一線を画し、完全に自分の世界観で歌い切り、カヴァーを「アート」と言える位に昇華させているナイスカヴァーです!!

そして、この曲をなぜR&Bの範疇に入れるかというと、そのアレンジが現代的ながらも往年のR&Bの良さを表現しているからであります!!

まるでZhane-Hey Mr DJを彷彿とさせるようなセクシーなベースラインと、ノリの良いグルービーなドラムがプラスティック・ラヴにがっちりハマっていて何度も聞きたくなる曲です。

Friday Night Plantsの曲はオシャレに渋く振り切っていることが多い中で、この曲のような「ポップでポジティブなメロディー」を歌うことで物凄くバランスが取れた曲となっているのも特徴です。

最近ではtofubeatsもこの曲をカヴァーしたりもしていますが、こちらのFriday Night Plantsのカヴァーのが断然オススメできる完成度です。

YouTubeのコメントに英語のコメントが多い事からも、Friday Night Plantsのカヴァーが多くの人に支持されていることがうかがえます。

SIRUP「Slow Dance feat BIM」

ヴェゼルCM枠での「Do Well」も記憶に新しいSIRUPですが、個人的に2019年最もくらった曲はこちらです!!

SIRUPといえば「LOOP」の完成度が高くて、温故知新的なアーティスト的な感じで認識していたのですが、この曲で現代R&B要素もしっかり網羅している!!と証明してくれています。

まずは、現代風のオケにもしっかり対応できている感じがグッド!!シンセブラス+アトモスフィアー的なパッドが入ってくオケにも負けない、いつも通りの歌の佇まいがとにかく印象的です。

どんなオケに乗ってもセクシーなSIRUPの真骨頂を表していると言えます。

そしてfeaturingアーティストにBIMをセレクトしていることと、その相性が良い事で、HIP HOP方面やファッション方面へのアピールもしっかりしています。

iri「Wonderland」

そのハスキーな声と、ライミングがしっかりなされたリリックが特徴的なiriのグルービーな名曲がこちらです。

まずこのような往年のR&Bテイストなコード感の曲を、旬なアーティストがどんどん出してくれる現象を、個人的には「丸の内サディスティック現象」と勝手に呼んでいるのですが、この曲もまさにそんな曲です!!

「丸の内サディスティック」のグルーブ感が好きな方にはまずハマる、ハネたドラムと気持ちの良いベースラインがとても素敵です。

こんな曲が2019年に聞けるなんてまさに「想定外のtrouble」でした!!

「想定外のtrouble」「透明な世界を」みたいなライミングが個人的にはツボで、こういう歌詞が盛り込まれた日本のR&Bを聞けることにとても幸せな感覚を与えてくれた曲でもあります。(「night and day」⇒「悩んで」とかも好き)

SIRUPに続きCMタイアップもどんどん出てきているので、是非突き抜けて売れて欲しいアーティストでもあります。

kiki vivi lily × SUKISHA – Blue in Green

とにかく今年はオシャレにまとめたいならkiki vivi lilyみたいなところもありましたが、この曲はそんなkiki vivi lilyが歌う曲の中でもトップクラスに気持ちよく洒落た雰囲気の曲です。

まず雨音×エレピ+kiki vivi lilyの歌が最高に気持ちよくてお洒落!!R&Bといったら違うのかもしれませんが、Francfrancでかかっていそうな雰囲気といえばだれにでも分かるのではないのでしょうか。

ではこの曲をなぜR&B範疇に入れるのかと言えば、そのBPM=曲の速さの設定であります。

ハウスに振り切るにはやや遅いBPM110前後な感じがMonday満ちる「You Make Me」あたりに通じる、「お洒落なジャンルレスのクラブでかかっている感」を感じさせるのが気持ち良いです。

「ジャンル分けを聞く人それぞれの解釈にゆだねる」そんな90年代~00年代の空気感を感じさせてくれる良曲です。

SUKISHAに興味を持つきっかけをも多く作ったであろうこの曲は、まさに未知への世界へいざなうグッドミュージックであると言えます。

Kan Sano – My Girl

お洒落な雰囲気の中にも音楽性の高さを感じさせるKan Sanoのこの曲も今年よく聞いた曲でした。

とにかく、エレピの感じがとても心地よい!!そこにグルービーなベースとドラムが絡み合う至極の音楽と言えます!!

そしてこの曲も四つ打ちのドラムながらもBPMが105前後と、まさに古き良きR&Bを連想させてくれる心地の良いスピード設定であります。

そしてMVの完成度も高いし曲との親和性が高いのもグッドです!!

一昔前にこんな曲を作ると、華麗にスルーされて、「お洒落なカフェミュージック」で片づけられていたのですが、YouTube再生回数も100万回を超える位再生されていてしっかりと認知されているのも良い傾向です。

日曜日の朝にドライブするときにはまず聞きたくなるようなそんな曲です。

あとがき

2019年は国産R&Bテイストの良曲が増え、とても個人的には豊作な1年でした。

そしてその内容も90年代の日本のR&Bのようなテイストや、ハウスミュージックとの良い感じのクロスオーヴァーの曲が多く、とても楽しませてくれました。

近年YouTubeで曲を発表したり、サブスクリプションで自身の曲を配信したりと多くのアーティストに曲を発表する門戸が開かれ、隠れた名曲tが数多く世に出てきています。

そんな知る人ぞ知る名曲を発掘したり、CMタイアップにもなるような曲を聞いたり今年の日本のR&Bはいろいろな楽しみ方ができました。

その他にも、加藤ミリヤやJASMINEなどの正統派R&Bアーティストの新曲も出ていたりして、来年も更なる名曲が世に出てくることを期待しています。

音楽の力を信じて、多くのアーティストが末永く活動してくれるように願い、そのためにリスナーは多くの曲をYouTubeやサブスクで聞いてCDを買いアーティストを応援し、素晴らしい音楽が我々の生活を豊かに彩ってくれるそんな時がいつまでも続くことを音楽ファンとしては願っています。

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