パプリカの米津玄師セルフカバーが音楽的に魅力な理由

NHKのみんなの歌8月、9月の曲「パプリカ」の米津玄師さんの歌うバージョンが話題です。

パプリカのセルフカバーは、ノスタルジックな雰囲気が強調されながらも尖った編曲が魅力的で音楽的にも素晴らしいものに仕上がっています。

Foorinが歌い子供達にも大人気なバージョンと比べながら「パプリカ」の魅力に迫っていきます。

昨今は、誰もが歌えるヒット曲が少なくなっていると言われ、世代をこえたヒット曲が待たれています。

子供にも人気の原曲を中高生から若者に大人気の米津玄師さんが歌う事で、老若男女に支持される時代を代表するヒット曲となる事を願っています。

Foorinの人気曲「パプリカ」

パプリカはNHK「2020応援プロジェクト」の曲

パプリカとはNHKの「2020応援プロジェクト」の一環として作られた曲です。

オーディションで選考された、小学生5人のユニットFoorinが歌い、作詞作曲を米津玄師さんが手がけた事でも話題となりました。

2018年7月に発売され、8月、9月にはNHKのみんなの歌にもなり、幼稚園や保育園、小学生に絶大な支持を得る曲となっています。

パプリカはYouTube動画も人気

YouTubeでもダンス動画が公開され、子供達が踊る振り付けを真似る子が続出するほどの人気となっています。

幼稚園などでも話題になり、親子で口ずさめる話題の曲となっています。

パプリカのCDはアートワークも秀逸

加藤隆さんがデザインを手がけるパプリカのアートワークは秀逸で、ジャケや中ジャケもその世界観が存分に堪能できます。

子供向けの曲らしくノスタルジックな感じを受けますが、奥深さも兼ね備えていて子供達のアートへの興味を持たせてくれるような感じです。

米津玄師さんのセルフカバーのパプリカ

作詞作曲を手がける米津玄師さんのセルフカバー

子供達の大人気のパプリカですが、2019年8月には米津玄師さん自身による歌唱のバージョンが発表されています。

NHK公式ページのパプリカ米津玄師バージョン

この曲がNHKみんなの歌の8月、9月の曲となっていて話題です!!

音楽的に優れたパプリカのセルフカバー

パプリカのセルフカバーは、米津玄師さんのこだわりが随所に見れる曲となっています。

まずはイントロのピアノの正しく調律されていないような感じと、音が歪んでいてとても印象的です。

近年のLO FI HIP HOPなどでよく使われる手法で、古くは戦場のメリークリスマスのイントロなどにも用いられており、印象的な始まりをより強調してくれる効果があります。

そして平歌部分のドラムは裏打ちと、さりげないリムショットで徐々に盛り上がっていく現代のEDMなどによく見られる手法になっています。

そしてBメロではさらにTRAPなどでよく聞くような音色のドラムが足され、サビ前の盛り上げに一役かっています。

そしてサビでは笛の音などがノスタルジックな原曲をさらに盛り上げるような効果を生み出していて、トロピカルハウスなどにも通じる要素です。

途中に挿入される気づかない程度の声ネタも良いスパイスとなっています。

サビのバックに入るリバースのかかった音も音作りに関するこだわりが見て取れます。

それらの上で、米津玄師さん自身が歌う事で曲の持つノスタルジックな雰囲気が強調されて心に響く曲となっています。

パプリカは全世代対応型のヒット曲となった

パプリカはFoorinのヒット曲が子供とその親に愛され、米津玄師さんが自ら歌唱する事で中高生まで幅広く支持されて、全世代対応のヒット曲となる要素を満たしたと言えます。

曲の持つ素晴らしさがこのような形になる、良い例そして参考にしたい手法であると言えます。

まとめ

パプリカは米津玄師さんのセルフカバーで、さらに世代をこえて愛されるヒット曲となった。

パプリカを子供と一緒に聞きながら歌って踊る瞬間は最高です。

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