ラップバトルの人気TV番組「フリースタイルダンジョン」の人気でますます勢いを増すjapanese HIP HOP。
そんな中で近年出たもので重要盤かつ聞きやすいアルバムを選んでみました!!
現在の音楽は細分化され、特定ジャンルの中でも細分化されたそれだけを聞くようなファンも多いような状態です。
今回選んだ3つのアルバムはそんな中でも往年のファンも初めて聞く方も聞きやすく、サウンド面はもちろんの事、日本語としての面白さを兼ね備えた作品となっています。
日本語ラップの名曲を選んだこちらの記事もあります。
日本語ラップの心あたたまるおすすめ名曲5選PUNPEE「MODERN TIMES」
宇多田ヒカルさんの「光-Ray Of Hope MIX-」で全米iTunes日本人最高位2位を獲得したプロデューサーといえばわかりやすく、japanese HIP HOP好きではPSGの5lackの兄というような認識もありますが、DJ、MC、プロデューサー、トラックメイカー、バトルMC、アーティスト、リミキサーと、まさに7変化の活躍をするMCの待ちに待たれた待望の1stアルバムです。
ほぼ全曲がかっこよくて、サウンド的にも王道HIP HOP的なものからドラムンベースや4つ打ち的なものまで幅広いサウンドです。
その中でも、引退したPUNPEEが昔話を回想するというコンセプトを元に一番いけてるアーティストなのに自分をいけてない風に語るという、HIP HOPでありがちなセルフボースティングの真逆をいくという面白い作品と言えます。
CDとしても驚愕的なセールスを誇り、あっという間に1万枚売れたことでも業界をざわつかせた作品です。
とにかくメッセージが面白くて分かりやすい、そしてサウンドがかっこ良い2017年マストバイな作品です。
JJJ「HIKARI」
天才プロデューサーとして近年の重要作品に多く関わったMCのこちらも1stアルバムです。
まずとにかく音がかっこいい!!多くの曲を自身で手がけています。
こちらのリードシングルはPVもオシャレで出た当時衝撃を与えてくれました!!
同じくトラックも作りラップもする PUNPEEと比べると、聞き心地を重視した言葉選びとフローを使い英語もふんだんに交える感じがまさに新世代の筆頭の才能の塊とも言えるようなMCのアルバムです。
ライブも何度か見ましたがとにかくクールでストイックな感じで、MCとトラックメイクを高い次元でこなすことにも納得のいく感じでした。
こちらも2017年マストバイな感じのアルバムです!!
C.O.S.A. × KID FRESINO 「Somewhere」
名古屋が生んだリリシストC.O.S.AとJJJと同じFla$ backSの一員のKID FRESINOのWネームアルバムです。
特にこの曲「LOVE」はトラックとそのネタ選び、リリックス全てにおいて間違いなく日本語ラップの最高峰と言える曲です。
とにかく全曲にわたり聞き心地の良いKID FRESINOのフローとリリック、C.O.S.Aのリリシズムにくくったリリックとそれを殺さないフローが気持ちよく「オシャレで耐久性のあるアルバム」という今までの日本語ラップに突破できなかった壁を突き抜けた作品と言えます。
まとめ
日本語のラップは近年目覚ましい発展を遂げ良質な作品が生み出されています。
フリースタイルバトルブームで日本語ラップに興味を持った方にはこうした良質な作品こそ聞いて欲しいです。
音楽のレビューなどのまとめはこちらの記事でも書いています。
音楽レビューのまとめ【ブログでオススメの曲やアルバムを紹介】
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