AKAIのサンプラーのMPCの奏者でもあり星野源さんのアルバムに参加したり、プロデューサーとしても良作を次々に送り出しているSTUTSの2ndアルバムが秀逸です。
ズバリ最高とも言える作品で「音楽的にもとても心地よく」とてもカッコ良い!!
PUNPEEとの傑作曲「夜を使い果たして」でSTUTS名義の作品を印象付けました。
今回は上記の曲を含む傑作1stアルバムを超える、「まさにネクストレベル」の作品に仕上がっています。
その中から注目度が高く耳に止まった曲をレビューしてみました。
Contents
Ride(feat.G Yamazawa,仙人掌 & Maya Hatch)
イントロのピアノの旋律やコード感が気持ちいい曲です。
ピアノ使いのグルービーなトラックでG Yamazawaの英語のRAPが気持ち良い。
「Now let it ride」の言い方やハメ方はNUJABESなんかを連想させます。
Maya Hatchのコーラスも心地よくまさにジャジーヒップホップの王道といえるでしょう。
と、簡単に言いたいところですが、さすがのSTUTS!!ここに仙人掌をfeatさせることで全体へのスパイスをプラスし一筋縄ではいかない曲に仕上げています。
セカンドヴァースで仙人掌がいつも通りのラップで叙情的な歌詞から入って、「乗り遅れずに行こうオレとSTUTSと」締めることで、日本語ラップとしてもジャジーなHIP HOPとしても高い完成度です。
この構成にしたことで10年以上聞かれるクラシック曲になったと言えます。
Above the Clouds(feat.長岡亮介,C.O.S.A×KID FRESINO&asuka ando
イントロのドラムブレイクからしてかっこいい!!
ギターメインのジャズセッションテイストでディストーションギターのからみも心地よいトラックに、C.O.S.AとKID FRESINOが以下の記事でも紹介したコラボアルバムの勢いそのままに、最上級のカッコイイラップを聞かせてくれます。
【日本語ラップ】japanese HIP HOP オススメアルバム3選こういったコラボを重ねC.O.S.A×KID FRESINOとバンド&MPCでSTUTSなんてライブをしてくれることを望んでいます。
Dream Away(feat.Phum Viphurit)
タイのシンガーPhum Viphuritとのコラボ曲。
雰囲気のある歌声と渋いメロディーが大人な感じの曲。
この曲はドラムの硬さが最高でまさにSTUTS印の曲と言えます。
Changes(feat.JJJ)
最高です!!!まさにラスト曲にふさわしい完成度で100回は連続で聞けます。
ネタ選びドラムの跳ねた感じ、途中のフィルターやハットを小刻みに左右するギミックやドラムのスローダウンなど、
トラックの完成度やストーリー性もとても力が込められていて、曲としての完成度の高さに繋がっています。
そこに乗るJJJのやや青い感じを少し匂わせるエモーショナルなリリックが最高の相性。
「STUTS ON THE TRACK」というくだりををシャウトでなく歌詞に入れることでも、2人の信頼感や相性の良さ、才能を認め合った天才同士な感じがいい雰囲気。
個人的には「夜を使い果たして」はどうしてもPUNPEEの人気度や凄さが目立つので、STUTS名義の曲という意味ではこの曲が新しい代表曲としてのクラシックにふさわしい感じです。
とにかく、ラップバトルブームで日本語のラップに興味を持った方などにも、是非聞いて欲しいジャパニーズヒップホップクラシック間違いない1曲です。
個人的にはFla$hBackSがMVにも登場し、FebbがMVに出てくるところなど涙を禁じ得ない曲です。
まとめ
とにかくジャジーで暖かい曲が多くNUJABESなんかが好きな方にもオススメ。
NUJABES代表曲とアルバムとレコードの紹介【nujabesまとめ】日本語ラップの歴史にも間違いなく残るであろう名曲が多数入っています。
STUTSはストリーミング配信でとても多い再生回数を出すことでも有名。
現在Apple Musicなどでも配信されています。
apple musicを使ってみた感想とメリット
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