2020年元旦のサッカー「天皇杯」のCMで流れたのも記憶に新しいのが、NTTドコモのセンスあるカッコイイラップをフューチャーしたCMです。
このCMのラップは日本人のラッパー5lackがラップしている、SILENT POETSの名義の曲です!!
一度聴いたら忘れられないクールでスムースなラップをする5lackとはどんなアーティストなのか。
SILENT POETSとはどのようなプロデューサーなのか、に迫っていきたいと思います。
「Style`20」ドコモの5GのCMの曲
「Style`20」はNTTドコモの次世代通信規格「5G」の、スポーツへの活用などをテーマにしたキャンペーンです。
天むす
東京オリンピックを意識したCMに日本の本物志向のラッパーが起用されることで、世界に誇れる発信とも言えます。
「Tokyo」はスパニッシュギターの情熱的な音色と、ストリングスが美しいイントロから始まり、ヴァース部分はTRAP的なドラム構成からサビの部分は一気に盛り上がる作りで、最近のクラブ系楽曲のトラックの雰囲気となっています。
その中で、随所にSILENT POETSらしいディレイのかかったドラムなど、ダブ的要素などドープなエッセンスが盛り込まれ、一筋縄ではいかないトラックとなっています。
そこにいつもの5lackのタイトなラップが乗ってきていて、とても完成度の高い曲になっています。
サビのリリック部分の「東京、東京~」のくだりが、大都市TOKYOの夢と現実が交錯するようなイメージを歌っていて、とても共感できる内容となっているのもポイント。
5lackのこの曲のラップは、一聴した時からとても気になっていたので、配信等でもリリースされていることはとても喜ばしいです。
5lackのプロフィール、代表曲
5lackは自身でトラックメイカーをもする、PSG、SICK TEAMにも所属するMC。
PUNPEEを実兄にもち、PUNPEE、5lack、GAPPERで結成したPSGで、「愛してます」「かみさま」「いいんじゃない」などのヒット曲を残す。
ISSUGI、BudamunkとのSICK TEAMではアンダーグラウンドや海外からの絶大な支持を受ける。
とにかく、間違いのないスキルの5lackのラップは、時に歌うスタイルも取り入れ、玄人からライトリスナーまで聞き入ってしまう魅力を持っています。
iriの曲についてはこちらの記事にも書いています。
2019年の日本人R&Bアーティストのオスス曲メベスト5SILENT POETSプロフィール、代表曲
SILENT POETSは下田法晴氏のソロプロジェクトで、クラブ系の楽曲などを軸にし海外からも高い評価を受けているソロプロジェクトである。
かつては、LITTLE TEMPOの春野高広氏なども在籍していた。
またUAやACOなどの楽曲を手掛けて、その当時の日本の音楽の多様性、芸術性を高めるのにも一役買っている。
天むす
「Tokyo」がSILENT POETSの名義だったのは意外ですが、活動25年以上のベテランアーティストの曲がCMにセンス良く起用されていること等は日本の音楽業界には良い事だと思います。
まとめ
NTTドコモの5GのCM曲は、SILENT POETS名義で、featuringアーティストの5lackがクールなラップをしています。
5lackのPSGやSICK TEAMでの活動は素晴らしく、日本語ラップクラシックを数々生み出しています。
その他の音楽レビューはこちらの記事に書いています。
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