初心者でも分かりやすいDTMと作曲の始め方続編【フジイさんにインタビュー②】

前回こちらの記事で、@fujii_musicさんがDTMへの一歩を踏み出しました。

初心者でも分かりやすいDTMと作曲の始め方!!【フジイさんにインタビュー①】

DTMで曲を作れるようになった場合、ほんの少しのコツを押さえていく事で劇的に進化していく事が可能です。

ギタリストでありシンガーソングライターでもある、フジイサダモリさん@fujii_musicが、DTMをさらに深堀できるように自宅におジャマしてあれこれ指南した時の話です。

わずかなポイントで差がつくDTMの基礎や、お得なプラグインの買い方の情報についても共有してきました。

そしてここでも再確認、「いい音楽を作りたいのならば、とにかくたくさんの曲を聞くべし!!」というのが結論となりました。

この記事でDTMのコツを学んだらとにかく音楽を聞きまくることをおすすめします!!

それがDTMの上達への近道となるので、いい音楽をたくさん聞いて、いい音楽を生み出してくれたら本望です!!

DTM関連記事はこちらです。

DTMで作曲するのに必要なものは?初心者でも分かりやすい説明【DTMまとめ】

DTMを始めるにあたってフジイさんが選んだ製作環境

天むす

フジイさんの今回そろえたDTM環境を簡単に教えてください。
オーディオインターフェイスがM-AUDIO M-TRACK 2×2で、DAWはCUBASE LEです。

フジイさん

天むす

いいセレクトですね!!自分がおさえて欲しいポイントが活かされているし、シンガーソングライターで、ギターを自分で演奏しながら録音する場合には、初めはそのくらいからでいいと思います。その分マイクや、マイクプリなどに投資したら良いと思います。

オーデイオインターフェイス

フジイさんが選んだオーディオインターフェイスは自分が重視している以下のポイントがおさえられています。

MEMO
✅ドライバがしっかりし安定していて、過去のものもしっかりアーカイブされている

✅使っている人の多いメーカーのもの、製品

✅無料のDAWやプラグインがついているお得感のあるもの

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しかしながら、MIDIに関する知識もあったフジイさんにはMIDIケーブルが繋げるM-AUDIO MTRACK2×2Mをおすすめした方が正解だったという反省点もありました。

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オーディオインターフェイスの記事はこちらにも書いています。

DTMで初心者にもオススメのオーディオインターフェイス5選

DAW

DAWは最初は機能制限版のものでもよいと思います。STUDIO ONEやCakewalk(SONAR)も無料版があるのでオススメです。

そんな中でもとにかく身近に使っている人がいる、もしくはSNSやWEBで使い方が学べるものを選ぶのが最適解です。

天むす

DTMを十数年やっていてもSERUMの音色が読み込まなくてあきらめてしまいそうになるくらい、プラグインのトラブルはつきものです!!そんな時、使っている人が多くてネットに情報があるものは、より早く解決方法にたどり着けます。

DAWの選び方はこちらの記事にも書いています。

DTMでオススメのDAW(デジタルオーディオワークステーション)5選

PC

PCは、BTO(ビルドトゥオーダー)でマウスのPCをゲットしたようです。

「市販の家電量販店で売っているPCは、無駄なものに費用が掛かっているのでBTO一択」というアドバイスに基づいたベストな選択です。

自分もかつて40万くらいのVAIOを買いましたが、現代ならば10万以下のPCでもうまく活用すれば遜色ない事ができる印象です。

マウスコンピューター / TOP

デスクトップPCの選び方はこちらの記事にも書いています。

DTMでも使えるWINDOWSデスクトップPCを安く探す方法

天むす直伝DTMでボーカルがよく聞こえるようになるポイント

天むす

フジイさんのボーカルの処理を聞くと、MTRで録っていた時とあまり変わらなく聞こえますね。DTMでは使えるエフェクトの数が膨大に増え、いろいろな場面でエフェクト処理が可能なのでもっと良いボーカル処理が簡単にできますよ。
ボーカルの処理がいまいち上手くできないんですよね。あとエフェクトの挿し方がいまいち難しくて。

フジイさん

天むす

DTMのボーカル処理は①EQの定番設定、②コンプを使う、③ショートディレイの活用、をしておけば最初のうちは問題なくできます。その後はやりたい曲調や、ドラムとの兼ね合いなどで調整すればOKです!!

DTMでプリプロをしたい人向けに、誰でもできるボーカル処理の設定を解説していきます。

EQの設定

EQの設定は、ざっくり言うと右肩上がりのカーブを描いてあげるとOKです!!

4バンドのEQを使い、下は60kHz以下をカットし、ドラムと被る400~500kHzをややカット、自分の声の良いとこ1~2Hzをほんの少しブーストです。

これで、①無駄なマイクにかかる振動をカットし、②おいしい部分を強調できます。

コンプの使い方

ズバリ最初はプリセットでもオーケーです。

コンプはとても奥が深いエフェクトなので最初はパラメーターを最低限に設定し、ゲインで調節するくらいでOKです。

具体的にはスレショルド-20、レシオ4:1位で、アタック、リリースはそのままで全体的にコンプをかけるくらいから始めるといいです。

EQやコンプについては、Neutronを導入するのも1つの方法と言えます。

ショートディレイの使い方

ここが大きなポイントで、今までリバーブを使って出そうとしていた効果をディレイで出すことがオススメです。

具体的には、カラオケでかかっているエコーをイメージしてみてください。

もしくはライブハウスでライブをしたことがある方はPAがかけてくれるエコーです。

これらはショートディレイで似たような効果が得られ、それを知ることで「なんかいい感じの質感、ボーカルがうまく聞こえる質感」を得ることが可能です。

具体的には以下のような設定がオススメです。

MEMO
✅ディレイタイムは169~189くらいが推奨!!個人的には183が好き。(友人のプロエンジニアは169推し!!)

✅フィードバックを26位に設定

✅以上の設定をセンドエフェクトでかける。

こちらの情報はこの雑誌で昔学んだ事が前提となっています。

DTMでプラグインを買うのは情報収集が大切

ソフトシンセやエフェクトはどんなものがいいんですか?やはり高いものを買うべきなのでしょうか?

フジイさん

天むす

DTMのプラグイン(エフェクト)は有料、無料で星の数ほどのものがあります。それらは、有名なものをセール時に買うことがオススメです!!高いものはそれなりに間違いなく効果はありますが、初めの段階で必ずないといけないものではありません。むしろ、そのプラグインだけがレベルが高くなりすぎてバランスを崩してしまうこともあります。

高いけれど効果があるプラグインとしてはSPECTRASONICS Omnisphere 2などが代表格です。

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プラグインを買うべき時期

プラグインは通常価格で買うことはあまりおすすめできません。

なぜならば、夏の時期のセール、冬の時期の「ブラックフライデー」などのスーパーセールがあるからです。

時には90%オフなんて場合もあるので、先日買ったプラグインが次週は半額になっていたなんてこともザラにあります。

有益情報を素早くキャッチしてお得にプラグインを買うことが重要です。

有益なプラグインの見分け方

有益なプラグインの見分け方はズバリTwitterなどのSNSで情報収集することです。

そのプラグインの口コミなどが1次情報として集めやすいのがSNSなどの強みと言えます。

自身もかつてGoogleの検索でプラグインを探していた時にはいいものになかなかめぐり逢えなかったものですが、SNSを使用して劇的に情報収集がうまくできるようになりました。

@universe_exさんのアカウントなどは、プラグインの有益情報が多く、チェックしておくべきものであると言えます。

おすすめの楽器屋の記事はこちらで書いています。

DTMでオススメの楽器屋さん5選

まとめ

DTMの制作環境は、とにかく使っている人が多く情報が多いものを選ぶことが大切です!!

音楽を作る以外の作業(インストール、アクティベイト等)に時間を割くのはとても苦痛で、そこがDTM初期の一番の躓きポイントになってきます。

多くの人が使うものを利用することで、ネット上の情報から必要な事を素早く集めることが楽しく有意義なDTMライフのコツです。

DTMを利用した共同制作やコライトをやってみた感想

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